青空の下で投げた一球【編集中】
「諦めんなよ。
内海はまだやる事たくさんあるぞ。」
そぅ言って花田はネクストに入って行った。
「…………。」
俺に出来ること……?
大地に見せるって、
俺の打席さっきので終わりだし……。
「島本頑張れぇー!!」
大地に……。
目の前にいる大地は
とにかく『変わった』姿だ。
それは意識も体格も。
何でここまで変わったのか、
わからない。
変わったのか変われたのか。
でも大地は目が変わった。
毎日走ってるって言ってた。
自分のために、
もぅ試合の応援しかないのに、
毎日走ってる大地は変だった。
でもその努力が今報われてるんだ。
今の俺にはそんな時間無い…。
あるのは今の実力だけ…。
『――内海って足早いよなぁ』
「―――…ッッ!!」
入学したてのときに、
大地と篠岡に言われた言葉を
思い出した。
俺にあるのは
――――――…足の速さ…。