青空の下で投げた一球【編集中】
「内海ぃー」
「大地…」
帰り道、
1人で帰っている内海を見つけて
大きな声で呼んだ。
「今日すんげぇかっこよかったな!!」
「えっ///!?」
「だってあの走塁は凄かった。
何かわかんねぇけど嬉しかった!!」
「俺は、
大地がいたから代走があるって……
わかったんだ。
何だかわかんないけどありがとう!!」
「………何かムズムズするな(笑)」
「ね(笑)」
血みたいに赤い空。
トンボは自由に飛んでいた。
泥まみれの練習服に
赤い空は
えらく懐かしく思えた。