青空の下で投げた一球【編集中】




「美波が明日の相手のデータ

分かりやすくしてくれたから

頭入れとけー」




篠岡はもちろんノースロー。

昨日の疲れが溜まってなかったらいいけど。

何か悪いことしたな...




「大地!!」

「はい!!」

「打撃投手頼んでいいか?」

「はいッッ!!」



美波がいない今、

少しでも力になりたいから。

少しでも……

少しでも……。




















「明日は2試合目だから注意しとけよ

解散!!」



休日練だったから

そのままの服で帰る奴らが多い。



「明日の初戦ってどこ?」

「城南」


「マジかよぉ

じゃぁ島崎とか真田とかいんじゃん」


「まぁ先発はいつも通り

佐々木だと思うけど…」


「明日試合見るんだろ?」

「おー次城南と当たるからなー」

「データ取んのは??」

「下田だろ、あと神戸。」

「美波と一緒にデータ取ってたじゃん」



下田と神戸っていうのは

ベンチ入りの3年メンバー。

この前の試合は2人ともいなかったから

試合には内海が出ていた。

たぶん下田がいたらサードは下田だった。







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