青空の下で投げた一球【編集中】




『1番 ファースト岸田くん 背番号3』



第1試合が始まった。

先行は城南。

1番バッターの岸田。

今年から登録された選手なのに、

先頭バッター向けの打者だ。

ミートは上手いし、

バットコントロールも

選球眼もいいし。

きっとセンスがいいんだろうな…。




カキィィィイインッッ




「打った!!」

先頭バッター出塁。

左前で出塁した。


低目を上手く打った。


「コイツすんげぇ上手いぞ…」

隣にいた篠岡や健も思ったらしい。










2番の橘も上手く送った。




「初回は固くいくな…」

「いや、城南の1・2番はいつもそぅだよ」


「確かに。

コールド狙えるときするぐらいか??」


「最近は橘も

打ってくるようになったけど

3-1ってくらいかな」






「4番 ピッチャー佐々木くん背番号11」


毎試合先発をしている2年の投手。

そんなに球速はでてないけど、

なぜか打たれない。

初戦では完投完封もした。


2番手の島崎のために

4番にいるのかと思えば

2年ながらそれなりに打っている打者だ。

同じ2年の岸田ほどではないけど、

城南の2年生で

目立っている選手の1人だ。




2年の選手では他にも

外野を守っている2人。

城島真人
俊足が持ち味でバントヒットも
何回も成功している。
今ではランナーコーチをしている。

鈴木将悟
確実な守備とミート上手く、
出塁率が高い選手だ。



ベンチにいる選手では

この2人が目立っている。


今年の城南は例年以上の出来だけど、

下級生が多いのが特徴だ。

今年の3年は入部者が本当に少なくて

6人しかいない。


そんな中残り3人は2年なんだけど、

その2年のレベルが高い。

サードの野村なんて体は小柄なのに

内野を越える長打を打てる打者だ。



2年の出来が、

今年の城南を左右できると思う。







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