青空の下で投げた一球【編集中】




――――カキィィイインッッ


――――パシンッ



「「「「ッッ!!」」」」

「いけるっ!!」


「アウト!!」


「「「「「「「お―――っしッッ!!!!」」」」」」」





流れが向こうに行ったとしても、

篠岡がいつもの様に

そんな流れを断ち切っている。



打たれてもバックが守っているし

このままの流れでいきたい。


リードしてるし守りで流れを切った!!



このままだったら3回ぐらいまでなら

無失点でいけるんじゃないかな。



それでも『夏』だから。


最後の試合だから、

何だか恐いんだ。




























――――カキィィイイインッッ!!!!



「「「「「………。」」」」」



審判が腕をクルクル回す。

相手アルプスは盛り上がる。



「―――ホームラン…。」



風のせいでもあるけど…。

篠岡のボールがHRになった…。


ホームランを打ったのは

次の回に打席に立った4番の
・・
あのファースト。





「……。」

「……。」

「…………。」



「っっ!!

―――声出して!!
・・
まだ1点!! まだ1点!!」



「「「「……。」」」」


意外な人が大きな声を出した。




「内海…。

…ッッ!! 篠岡気にすんな!!
大切なのはこの後だぞ!!」


俺も大きな声を出した。



その声を受けて、

内野外野関係無しに声を出した。




「ピッチャー打たせてけぇー」

「楽に楽にー!!」

「ピッチ打たせろー」

「篠岡楽に!!」

「気にすんなぁー」






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