青空の下で投げた一球【編集中】




カキーン

カキーン

カキーン



って高い金属音がする。

俺は篠岡の隣で

120㌔のストレートを打っていた。




「水畑って流すの上手いよな。

あとミートも」


「そーか?」


「スゲーよ。
俺、打率いいとか言われてっけど
流すよりプルヒッターって感じのほうが
当たってるからさ。
水畑とか長谷川とか田中とか
鈴木とか真田とか…憧れる」



「………。

(………篠岡に憧れるとか言われたら
…嬉しいなぁ///)」




中学ではクリンナップでスタメンだった。

嬉しかった。


でも、なぜか俺は篠岡に褒められて

すんげぇ嬉しくて、

自然に笑顔がこぼれた。




北城シニアは市内で1番強いシニアで、

篠岡はそのシニアの

エースだったって大地が言ってた。

その時篠岡より打撃の上手い人は数人いて

1番ではなかったって。

その数人とは今も連絡を取っていて、

みんな強い所に行ったって。

とにかく北城シニアは強い。

そこでスタメンだった篠岡に

褒められた俺って何気に凄いのかも…。







< 27 / 492 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop