青空の下で投げた一球【編集中】
「上野の球数も150なりそうだからな」
「だからか…。」
「おいおい篠岡ッッ;;」
「どうした??」
「ストライク1つぐらい入れろよ;;」
電子掲示板をみると0-2
「1球入れないとキツいぞ;;」
「四球出すより
やらしたほうがいいよな??」
「あぁ」
「ノーアウト1・2塁と
ワンナウト2塁じゃ違うからな」
「それに打球によっちゃー
2塁でアウトできるかもしれないしな」
アルプスで言っていると
打者の五十嵐は
バントの構えを続けている。
―――カキイイン
明らかにバントをしたときとは
違う金属音がして五十嵐を見ると
五十嵐はバントをミスして
打球を新谷の後ろに落とした。
五十嵐がバント失敗。
1-2だ。
五十嵐がやっとバントをミスして
ストライクが取れた。
「篠岡の球が際どくなってきてる…
ヒッティングに換えるかな??」
誰かがそぅ言ったけど、
五十嵐はバントの構えをやめない。
篠岡の次の投球は、
内角低めの際どい所に行って
五十嵐はバットを引いたけど
ギリギリ入っていた。
これで2-2
連続でストライクを取って
篠岡が有利になった。
「さすがに引くだろ;;」
「いや引かないだろ」
「ランナー進める事が優先なんだからな」
「そっか」
だれかが言った通り、
五十嵐はバットを引かないで
スリーバントだ。
スリーバント:2ストライクと追い込まれてもバントの構えをする事の事。