青空の下で投げた一球【編集中】
授業も掃除も終わった。
部活は終わった。
「河野」
「はいっ!!」
ベンチに座っていた監督が立ち上がる。
着替え終えた俺は監督の元へ走る。
「河野」
「はい」
「…………ライトに替わらないか…?」
「…………それは…
ピッチャーを辞めろ…って、
事…ですか…?」
「………ピッチャーは絶対に篠岡だ。
アイツは次元が違う。
自主トレしてるお前には失礼だが
篠岡には勝てない。
セカンドピッチャーには和田がいる。
…3年の夏……アルプスで応援するか?」