青空の下で投げた一球【編集中】




「じゃぁクラスの奴等に言っとくよ」

「おぉサンキューな」


ブラバンの公演って

見たことないんだよなぁ。

何だか眠くなりそう…;;

文化祭では毎年少しだけ演奏してるけど、

人数も少なくしてるし、

全然ちがうんだろうな。





「あ、それってブラバンに入ってる人に

言ったほうがいい?」


「あーもぅ言った」

「勝手に決めんなよ…;;」


「別に嫌ならいいから。

俺は行くって言っただけだから」


「んー。

………それ、誰に言った?」


知らない人なら

同じクラスの川島に頼んどこ。

あんまり川島とは話した事ないけど…。

確かこの前の俺と篠岡が投げた試合のときに

川島は最初に吹いてたなぁ……。



「大地と同じクラスの

川島って人に言ったけど?」


「えっ?」

「は?」


篠岡と川島…?



「なぁ」

「?」



「もしかして

付き合ってるって事無いよな?」


「……誰と」

「篠岡と川島」

「はぁ!!??ないない!!」


「でもすげぇ意外な組み合わせで

話したなぁって思って」


「ただこの前貸したタオル返しに来たから

ついでに話しただけだよ」

ってめんどくさそうに言う。



「篠岡が女子と話すんのって

あんまり見ないよなぁー」


「しつこいぞ。

俺だって話するときだってあんの。」


「へー…」


「……。

この前病院行くのに

市役所の前のバス停で降りたんだけど

そこで雨が降ったから

使ってなかったタオル貸したの。」


「へーそっか!」


しつこいとか言ってるけど

少し照れてる篠岡を見たのは

本当に少なくて笑ってしまった。







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