青空の下で投げた一球【編集中】




「篠岡早く入れ!!」

「はい!!」


「あ、悪い;;」
「あぁまったく!!」


少しの嫌味を言われた。

言った本人は監督に言われて

慌ててグラウンドに入った。







公式試合が終了した。

俺らの夏大が終わって引退した。

あの後から、

じわじわと現実感が俺を包む。

就職テキストのテスト。

小テストも増えた。

先生の態度もがわっと変わった。

じわじわと、

俺らは社会人になるんだっていう

空気が漂っている。

就職しない奴等は、

そこまでの意識はないけど

でも勉強しなきゃ。

っていう空気になっている。


何だかこの空気が息苦しくて、

俺は部活に助けを求めたって

考えてもいいかな。






篠岡はラインで少しのランニングをして

充分にストレッチをして

マウンド付近に行った。

西田と少し話して

バント処理の練習をした。





今は秋季大会に向けて

徐々に調子を上げている。


最終的にエースナンバーの1を取ったのは

神崎のほうだった。

この前試合をして、いいと思ったのは

俺的には西田のほうだったけど、

監督は神崎を評価した。

そのかわりに正捕手は山本になった。

この前の試合で

言葉をかけなかった原田と

優しすぎる山本。

試合が終わった後に

新谷が2人にアドバイスをした。

そのアドバイスが活きたのは山本だった。






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