青空の下で投げた一球【編集中】




『1組代表 篠岡証治』

「はいっ!!」



『2組代表 笹岡真琴』

「はい!!」



『3組代表 田中純也』

「はいッッ!!」



『4組代表 東高史』

「はいッッ!!」



『5組代表 緑橋歌夜』

「はい!!」





『計 158名』







卒業するんだな。

でも終わったって気がしないんだ。



たぶんそれは、

もぅ目指す目標があるから…。


あとは進むだけだ。


































後輩との写真も撮り終わって

ごちゃごちゃしてる中

篠岡といた。



固っ苦しい学ランを脱いで腕まくりをする。

ボロボロになった靴を履いて柔軟。


「打席、先篠岡な」

「俺かよ。投げる気満々だったのに」

「いーじゃん」


そこまで話すと

自然にお互い声をかけなかった。



部室からバットとボールを出して

マウンドに上がった。




「1打席な」

「おぅ」


マウンドに穴掘って落ち着かせた。


大丈夫。

自信持て…。

黒田さんに捕ってもらった

あの感じ思い出せ。

あの指のかかり具合……。




「………ふぅ…」



―――大丈夫…。



「フッ」

短く息を吐いて前に重心をかけた。










「野球部ぅ―――――――ッッ!!!!」






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