青空の下で投げた一球【編集中】




「「ゲ…;;」」


――芝原…。

あいつ野球部嫌いなんだよなぁ…。



「車があるだろ考えろ!!」

「……ネットあるッス…。」


「もし保護者に当たったり

なんかおきたらどうするんだ!!」


「「………。」」



「考えて行動しなさい」

「すんません…」

「すみません」


「それに篠岡はプロの世界に入るんだろ??

考えて行動しないと落ちこぼれるぞ」



――――イラッ



「うっせぇーよクソ芝原」

「なっ待て河野!!」


篠岡を引っ張って荷物取って逃げた。

どーせ追い付けねぇよ。

学生舐めんな。




「大地よく言ったなぁ…」


「イラついたから。

それにもぅ卒業したんだし」


卒業生の特権だ。




「勝負はまた今度な」


「………俺が追い付く。

だからそれまでお預け」


「………だな!!」



篠岡との勝負、

完璧な場所でしたいんだ。



俺がプロまで行くから、

篠岡も登録されて、

―――そこで勝負しよう。






「こら大地!!先生に何言ってんのよ!!」

「いた!!」

頭をかるく叩かれた。


「芝原の言い方が悪かったんだよ」

「でも先生にあんな事言わないの」

「んー…。」


怒られたし…。

篠岡は笑ってるし。

何だよ…。


「いじけんなって」

「いじけてねぇーよーっだ」

「いじけてんじゃん;;」




今日でしばらくは会えないのに

なぜかいつも通りの俺。

自分に感謝だ。

変な感じになんなくてよかった。






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