青空の下で投げた一球【編集中】
俺にできる事。
大学を卒業して、
何気取っていた資格を使って就職した。
大学4年のときに腰ぶっ壊して、
投げることができなくて
打つ事もできなくて、
本当に絶望的だったなぁ…。
なんて思い出す。
先にベンチ入りを決めていた
大地の存在に焦って故障して…。
腰が痛くて本当に痛くて…
練習に出れない日もあって、
梅雨の時期なんて最悪だった。
同室の大地には当たった時期もあったけど
大地は俺との約束、
―――守ってくれたよな…。
大地は本当に約束を守ってくれる奴で
そのためには必死に練習してくれる……
いいやつなんだ。
「なぁ大輔、今度プロ野球観に行かね?」
「いつ?」
「今週の土曜日の交流戦」
もぅ交流戦の時期か…。
大地はパリーグで、
俺はセリーグ地方に就職したから
なかなか大地の試合観に行ける
チャンスが無かったんだよな…。
「来週の土曜ってどこかいね?」
「確か○○○…」
大地の入団してる球団だ…。
「絶対行く!!」
「えらい乗り気だな…;;」
「大輔、友達が入団しとるけん」
「そーなんだ」
「確か河野じゃろ?」
「そーなんよ。
なかなか行けんかったけん
調度えぇわ」