青空の下で投げた一球【編集中】




「そうだな。

どっちかって言うとお前はサポートとか

よくしてくれた奴だから

意外っちゃ意外だと思ったけどけど

大輔も人間だし当たり前だよな。

変な事言って悪かった。」



伊藤がこんな事言うなんて…

俺、相当重症だぞ…??;;



「今お前すんげぇ失礼な事思ったろ。

…あちっ…。

本当…顔に出るんだよ」




「ぃや…

最近病んでてさ…。

これからどーしよーかなって…。」



「…????

お前就職してたよな?」



「してるよ。

でも今まで野球しか

真面目にしてなかったから

『俺って野球以外に何があんだろ』

って思ってさ」



「………。

でも大輔の仕事は限定じゃないから

いいじゃん」


は?

プロ野球みたいに限定っていいじゃん。

かっこよくて…。



「俺らの仕事は体が資本。

治療とか飯とか…。

いろいろ気を付けないといけないし

『体がぶっ壊れたら用済み』

なんだって思ってる。

限定付きの仕事って……

いつまでもできるわけじゃないんだよ」



その言葉を言った伊藤は

苦そうな顔をしていた。






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