青空の下で投げた一球【編集中】




置いていかれるなんて思って

馬鹿みたいだ。


電話したら大地は出てくれた。

伊藤も話を聞いてくれた。

単なる自己嫌悪ってか…

被害妄想だったんだな。

でももぅ大人なんだ。

学生じゃない。

自分で立って進まないといけない。

迷ったら迷って

助けを求めたらいいっか…。

きっと助けてくれる。








「俺は俺なりに頑張ってみるわ」

「おぉ…。」


「もしかしたら

凄い先生になっちゃうかもよ?」


「それはねぇな」

「酷っ!?」

「俺も頑張らないとなぁ~」

って言って伸びをする伊藤。


「………。」

「何その目…;;」


「だって伊藤…

『頑張る』って言葉嫌いじゃん」


「あ~別に嫌いじゃなくなった」

「はっ!?」


なにコイツ言ってんの??

あんだけ怒ってたじゃん。

そのせぃでどんだけ

気まずい雰囲気になったか…!!



「まぁ俺も変わったんだよ」

「…いい方にな!!」

「よくわかってんじゃん…。」




久しぶりに胸の突起が取れた気がした。

こんな清々しい気持ちは久しぶりだった。

俺は置いていかれてない。

一緒にいる。

そぅゆぅ気持ちで…

明日からも進んで行こうって思った。


俺は元気じゃないと

俺じゃない気がする。

元気でおらんと…心配されるんだな…。



こいつらが仲間でよかった…。







       *END*




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