青空の下で投げた一球【編集中】
「ちょっと……そこのお兄ちゃん」
「お兄ちゃん」
ゆさゆさと体が揺れる。
「は?俺??」
「そうだよ」
と目の前にはしわくちゃのおじぃさん。
かなり歳はいってるみたいなのに姿勢がいい。
身長もおじぃさんしては、かなりある。
「あ、すみません。なんですか?」
涙をユニフォームで拭って
おじぃさんに訊いた。
「証治のじぃさんなんだけど…」
この人が………
篠岡の……じぃちゃん!!!???
「あ、ぇあ、はい」
「これ、渡してくれんかね」
渡されたのは白い封筒。
「あ、はい。わかりました!!」
「ありがとうねぇ。
あと下にポカリ置いてるから
持って帰ってねぇ」
「えっ、あっ、
ぁあっありがとうございます!!!」
帽子を取ってお礼を言うと
笑って下に降りていった。