恋 時 計 ～彼はおまわりさん～

朝のホームルームが終わると、鈴木先生が私を廊下に呼んだ。



そうだ、鈴木先生にもお礼言わなきゃ。


私におまわりさんに会う勇気をくれたのは、鈴木先生だもんね。




「先生、昨日はありがとう。ちゃんと解決したよ!」


「おっ、そうか～良かったな!」


「うん!」


「けどこっちは良くないぞ。
放課後、二者面談するから教室に残ってろよ!」


「や～～、先生やめてよ～!」




私の頭をクシャクシャに撫でて、笑顔で去って行った先生。





そうだった、昨日面談の途中だったんだ～。

テンションが急に下がっちゃうよ。




だけど、おまわりさんを想うとテンションが戻るんだ。


胸のキュンキュンが私に元気をくれるんだ。