恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




スクリーンを真っ白にするために頭を振った私の隣で、おまわりさんの肩が動いた。



「ん……」



あっ、起しっちゃったかな?



「ごめん、俺寝ちゃってたんだね」



目を擦りながら話すおまわりさんの寝起きの声に、私の鼓動はまたドキって反応しちゃう。


「ごめんなさい。起しちゃいましたね」


「んん? 何かしてたの?」


「いえ、別に……」



まさかキスを思い出してたなんて言えない。


おまわりさんは、赤くなってる私の顔を見て、「へんなの」って微笑んだ。



はい。私へんなんです。

自分からキスしたいって思っちゃうエッチな女子高生なんです。






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