恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
「おまわりさんの誕生日はいつなんですか?」
「美樹ちゃん、そうやって誤魔化すつもり?」
「ちっ違いますよ~! ほんとにおまわりさんの誕生日が知りたいんです」
一瞬目を丸くしたおまわりさんは、素直に誕生日を教えてくれた。
「6月1日」
「え……じゃあもう終わっっちゃってる。
けど、今度何かプレゼント用意しますね」
あれ? おまわりさん……?
おまわりさんは、私の言葉に何の反応も示さず、黙って私を見つめてる。
どうしちゃったの……?
「おまわりさん……?」