恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



「帰ったよ」




え……?

今何ておっしゃいました?


驚いた私は、もう一度大久保先生に確認した。


「鈴木先生ですよ?」


「ああ、だから帰ったよ」




嘘……



うそうそうそ~!! 信じらんない!!


先生、私の携帯持って帰っちゃったわけ!?

ありえないよ~~。



落ち込んだ私は、教官室のドアを静かに閉めて、廊下で待ってた智子に目を向けた。





< 223 / 712 >

この作品をシェア

pagetop