恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
家に帰り着替えた後、お父さんがいる病院に向かった。
毎日、身体の治療とリハビリを頑張ってるお父さん。
お父さんや看護師さんを見て、私は進学することを決めたんだ。
看護師になって、誰かの、大切な人の力になりたいって思ったから。
おまわりさんと別れて苦しい日々の中で見つけた夢。
おまわりさんが遠くに離れても、おまわりさんの言葉を思い出したよ。
『焦らなくても、大丈夫』
落ち込んでる私に言ってくれたよね。
本当だった。
焦らなくても、ちゃんと夢を見つけられたよ……。