恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
はぁ……正直しんどい。
体が痛いよ……。
おまわりさんと最後に会った日、あれから私は濡れた服のまま湖に戻ってネックレスを探した。
おばあちゃんからもらったものだし、やっぱり大切なものだから。
けど、どんなに探しても見つからなかった。
このまま恋もなくしなさい――
そう言われている気がした。
見上げた空は眩しいくらいに青く澄んでいて
空を映す湖には魚たちが小さく飛んでた。
その綺麗な光景の中でちゃんと考えて決めたんだ。
終わりにしようって……。