恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
「おはよ」
目の前にある爽やかな一哉の微笑みに、心臓がドキッと音を立てた。
「おっ、おはよう」
うわ~、いつの間に起きてたの?
服まで着てるし……。
布団の中だけど、裸のままでいる自分がとてつもなく恥ずかしく思える。
首元まで布団を覆い、ゆっくりと体を起こした。
「ごめんな、今日は日曜だけどゆっくり出来ないんだ」
「何かあるの?」
「バレー部の遠征」
そっか……。教師は休日も部活で仕事があったりするもんね。
出来ればもっと一緒に居たかったのに……。