恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




「おはよ」



目の前にある爽やかな一哉の微笑みに、心臓がドキッと音を立てた。




「おっ、おはよう」



うわ~、いつの間に起きてたの?

服まで着てるし……。



布団の中だけど、裸のままでいる自分がとてつもなく恥ずかしく思える。


首元まで布団を覆い、ゆっくりと体を起こした。




「ごめんな、今日は日曜だけどゆっくり出来ないんだ」


「何かあるの?」


「バレー部の遠征」




そっか……。教師は休日も部活で仕事があったりするもんね。



出来ればもっと一緒に居たかったのに……。






< 562 / 712 >

この作品をシェア

pagetop