恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




「また会えるよね?」



お願い、おまわりさん。

この胸の不安を消して……。



おまわりさんのシャツを握った私に、おまわりさんは優しく微笑んで答えた。



「会えるよ。また、あの桜を一緒に観よう」






私はゆっくりと頷き、おまわりさんの唇にキスをした。





待ってる


ずっと待ってるからね。










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