恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
痛み
ピピピ… ピピピ‥
ん……? 何? この音……。
朝方やっと眠りについた私は、聞いたことのない音で目が覚めた。
寝ぼけ眼で目覚まし時計を見ると、まだ6時。
どこから鳴ってるの……?
重い足取りでベッドから出た私は、音のする方へ歩いた。
クローゼット?
クローゼットの中にある制服から音がすることに気づいた私は、慌ててポケットの中に手を入れた。
おまわりさんの携帯!!
すっかり忘れてた。
おまわりさんに携帯を渡すこと……。
おまわりさんの携帯アラームを止めた私は、骨が砕けたようにその場に座り込んだ。
あ~~、
何やってるんだろう、私……。