タイムカプセル続編 ケッペキショウ女とウンメイの二人
私は、ナオの目から、目線を離さずに話した。


「あの時は、どうして断った?」


「あの時は、全然そんなこと思ってなかった。でも、告られてから、ナオのこと考えるようになって、スキだって気づいた」


「オレも、あのときからの気持ちは変わってない。付き合おう」


「っっ、ナオっ…」


私は、ナオに抱きついてた。


こんな私でも、恋は出来るんだって、このとき初めて知ったよ。


ポンポンッと頭を撫でてくれた、ナオの手は、大きくて、安らいだ。


ナオは、いつの間にか大きくなってて、私と同じくらいだった背は、私の頭の位置が、首の位置になるくらい、大きくなってた。


抱きつくと、やっぱり男の子なんだなって、そう思った。


そして、ゆっくり、ギュッと力強く、抱きしめた。


「ナオぉ、スキだよっ…」


「その言葉待ってた」
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