タイムカプセル続編 ケッペキショウ女とウンメイの二人
私たちは、手を繋いで、教室に向かった。


「じゃあ、バイバイッ」


「帰り、迎えに行くから」


私は、にこっと微笑んだ。


「ねぇ、虐めの主犯ってさ、ミク、ミクなんでしょ」


「そうだよ。命令したのは私。木下君とは、付き合ったの?」


「付き合ったよ」


「そっか…ご免ね。嫉妬だけで、虐めて」


ミクは、唇をかみ締めて、泣いてた。


「いいよ。謝ってくれてありがとう」
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