タイムカプセル続編 ケッペキショウ女とウンメイの二人
すぐに、拭いて、アヤが戻ってきたときは、ばれなかった。


「ミク、気分、よくなった?」


「うん。大丈夫だよ。アリガトウ」


「ミク、単刀直入に言うけどね? 秋人のことどうするの?」


「どう、しよう…。ミクは、やっぱり秋人が好きだよ?でも、秋人は好きじゃないはず。新しい恋、したほうが自分のためなのかな?」


「私は、新しい恋をしたほうが、辛い思いをしないと思う。けど、けどね?ミクは、諦めきれるの?もし、ミクに好きな人が出来たとする。で、その人が、秋人に似てたとするでしょ?そうしたら、ミクは、秋人と重ねてみないって、言い切れる?私なら、無理だよ。友だち虐めてまで、スキだったんだもん。大スキって、心から言える人なんでしょ?ねぇ、ミク、本気で謝ってみな?」


「でもっ、でもっ…ミク、そんな勇気ないもん…」


「ミク、いい加減にしなよ!それで後悔しないって言えるの!?もう、秋人のことで傷ついたり、目で追ったりしないって言い切れるの!?」


「アヤ…」


「もういい。寝てなね?」


「あ、アヤぁ!ちょっ、まって、ア「バタンッ」


「アヤぁ…」
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