夏の想
「おっはよーう!」


「あっ、ナツ!なんか今日、早くない?」


「うん。家、変わったしね」


「昨日、言ってたもんね。あ、セナには言っておいたからね」


「有難うねー。やっぱり、アリサは信用できる!」


アリサはいつもと変わらなくって、元気だった。


「ねぇナツ、今日隼人と一緒に帰れないから、一緒に帰ってくれる?」


「うん。いいよ?あ、今思えば、アリサの家に超近くなったじゃん!ラッキー」


「本当だね!私も嬉しい~♪」


「おはよー。ふぁぁぁ…」


「セナ、眠たそうだねぇ」


「うん。夜也とずっとメールしてたのぉ…。ふぁぁ」


「アハッ。のろけー!ラブラブじゃん。セナ、自分のこと話しないから別れたのかなって思ってたんだけど!」


「えぇっ!?そうだったの!?私たち、結構ラブラブだよ?」


そう。セナは、自分の恋愛談をあんまり言わない。


だから、私もセナと、瑠璃本君は別れたのかなって思ってた。


まぁ、でも、ラブラブって聞いたしよかった。
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