夏の想
その瞬間、チュッと、唇に、唇が触れる音がした。


「!!!???」


「ハハッ。ちょっとは怖くなくなっただろ?」


そういうと、エイは進みだした。


私は嬉しくって、お化けなんて見てなかった。


まぁ、ようするに、自分の世界に入っていて、引っ張られてたって感じ。


だから、キスされた後は、全然出てくるまで覚えてない。


「エイ」


「ん?」


「大好きっ!」


チュッと、私も、エイの唇に、私の唇を触れさせる。


エイはビックリして、赤面してた。


その顔は可愛くって、愛しかった。

< 47 / 114 >

この作品をシェア

pagetop