夏の想
それから夜ご飯を簡単にすませた。


そして、パレード。


最後に、好例の観覧車。


「じゃぁ、おっさき~」


と、私たちは先に乗り込んだ。


「わぁ!綺麗!ねぇ、エイっ、綺麗だよ!」


「本当だなー。凄く綺麗だな!夏芽」


ドキッ


心臓が、高鳴る―。


エイが、『なつめ』って呼んだから。


そんなことを考えてると、顔が赤くなる。


恥ずかしくって、下を向いてしまう。


エイが、人差し指で、私の顎をクイッとあげる。


そして―………、


チュッ


長くて、大人なキス―。


「んっ…」
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