夏の想
少し声が漏れてしまう。
お化け屋敷のときよりも、長いキスは、甘くて、ほのかに、苺の味がした。
「エイッ…?いきなりどうしたの…?」
「なぁ、夏芽、俺のこと、エイじゃなくて……………」
最後のほうは何を言ってるか聞こえなかった。
でも、何となく、何を言いたいのかはわかった。
「琉璃っ、大好きっ!」
「俺も、夏芽が大好き。愛してるよ」
チュッと、頬に軽く、キスをする。
私も、チュッと大きめに音を鳴らしてキスをした。
そして、観覧車を降りた。
「楽しかったね?」
私は、後から降りたエイ(今度からは琉璃)にクルッと振り向き言った。
「あぁ!また今度も行こうな!」
今は夏。大好きな夏―。
お化け屋敷のときよりも、長いキスは、甘くて、ほのかに、苺の味がした。
「エイッ…?いきなりどうしたの…?」
「なぁ、夏芽、俺のこと、エイじゃなくて……………」
最後のほうは何を言ってるか聞こえなかった。
でも、何となく、何を言いたいのかはわかった。
「琉璃っ、大好きっ!」
「俺も、夏芽が大好き。愛してるよ」
チュッと、頬に軽く、キスをする。
私も、チュッと大きめに音を鳴らしてキスをした。
そして、観覧車を降りた。
「楽しかったね?」
私は、後から降りたエイ(今度からは琉璃)にクルッと振り向き言った。
「あぁ!また今度も行こうな!」
今は夏。大好きな夏―。