夏の想
私は、一ヵ月後、退院した。
腕は、まだ、ギブスをしたままだけど…。
「退院おめでとう!」
病院を出たすぐに、琉璃は、私の大好きな、ピンクのチューリップを渡した。
「わぁ!綺麗!凄く綺麗!」
私は、左手は使えないから、右腕で、花束を抱えた。
「あっ、手ぇ、繋げないね…」
「じゃぁ、ママが持ってるよ」
ママは、そっと花束を私から受け取る。
「ママ、有難う」
私は、右手を出す。
琉璃は、左手を出す。
そして、家に帰った。
~次の日~
腕は、まだ、ギブスをしたままだけど…。
「退院おめでとう!」
病院を出たすぐに、琉璃は、私の大好きな、ピンクのチューリップを渡した。
「わぁ!綺麗!凄く綺麗!」
私は、左手は使えないから、右腕で、花束を抱えた。
「あっ、手ぇ、繋げないね…」
「じゃぁ、ママが持ってるよ」
ママは、そっと花束を私から受け取る。
「ママ、有難う」
私は、右手を出す。
琉璃は、左手を出す。
そして、家に帰った。
~次の日~