夏の想
「夏芽、さっきはご免。好きだよ。好きだから……」


「わかってる。ご免。ご免ね…」


「いいよ。俺も、突然すぎたんだよ」


「琉璃…。今なら、いける、と思う」


「我慢すんな。我慢なんかしても、辛いだけだろ」


「大丈夫だよ。大丈夫だもん」


「本当だな?」


「うん」


そういうと、琉璃は私のお姫様抱っこしてベッドに運んだ。


グイッと、私を押し倒す。


そして、私に激しいキスをする。


次は、私の首筋に移動する。


「んんっ…」


少し声が出て、恥ずかしくなる。


リボンを外す。


それから、ブラウスのボタンをゆっくりと外していく。


そして、私たちは一つになった―。


「はぁー…。疲れたっ…」


私は、ブラウスのボタンをつけながら言う。
< 64 / 114 >

この作品をシェア

pagetop