夏の想
「おぅ!待ってたよん!」


車を降りると、玄関の前にはもう、アリサがいた。


「オッケー!これで全員そろったね!」


「瀬山さん、いつも行くデパートまでヨロシク」


「わかりました」


そして、少し行くと、デパートに到着。


「アリガトーね!瀬山さん。あ、迎えは電話するから。本当、アリガトね!」


「瀬山さん、有難う!」


「瀬山さん、有難うございました」


セナは、行儀よく、頭を下げた。


「いえいえ。お構いなく。では、楽しんできてくださいね」


そういうと、瀬山さんはゆっくりとアクセルを踏んで、家へと向かった。


「じゃぁ、何見る?」


「うーん…。あっ、皆でイロチ物、買わない?」


「いいねぇ!」


「じゃあ、やっぱり、アクセ?」


「そうだねぇ。私、ヘアピンとか、コンコルドほしいし、それがいいな」


「私も!」


「私もそれがいいな」


「じゃぁ、決定ね!」
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