夏の想
赤に白い水玉のカチューシャと、もう一つ、ピンクに白い水玉のカチューシャ。


細いものなので、二本一緒につける用。


ゴムは丸い玉が布っぽい生地で付いていて、後は、チャラチャラと、ゆれるタイプの物が付いている。


ヘアピンは、先にボタンがついている。


これは色が十色あったので、アリサは、白と黒。セナはピンクと紫。私は黄色とオレンジにした。


「結構いい買い物したんじゃない?」


「そうだねっ!明日、全部つけて行っちゃう?」


「うん!髪型さ、被らないようにしようよ♪」


「じゃぁさっ、ナツはお団子してきてよ!一番上で一つに。一番それが似合うもん!で、セナは左耳の下で少し巻いてきてよ!私は―…何がいい?」


「アリサはー…やっぱり、ポニーテールかな?」


「うん!私もそう思うよ!」


セナは、私と同意見だった。


「じゃぁ、明日、忘れないようにしようね!あ、次はプリクラとろう!」


「そうだね!」


それから、プリクラをとって、服を見て、瀬山さんに送ってもらって家に帰った。


~次の日~


私は、毎日のように、時間がかかる。


でも、今日は昨日よりも嬉しい。
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