夏の想
だって、セナとアリサとオソロやイロチのものをつけて学校に行くんだもん。


「愛璃ちゃぁーん!」


「はいはい!何でしょう?夏芽お嬢様」


「髪型、頭の上で一つのお団子にして?で、カチューシャつけて、このヘアピンを、7:3に分けて、斜めにたらしてこのヘアピンで留めて」


私は、ヘアゴムを渡した。


そして、10分ぐらいして、全部を終わらせた。


「有難うね!愛璃ちゃん♪」


宮雪 愛璃(Miyayuki-Airi)♀夏芽のお世話係


「あ、後リボンもお願いできる?」


「はい。夏芽お嬢様」


そういうと、スッと手早くリボンをつけた。


「有難うね!愛璃ちゃん!」


私は簡単にお礼を言うと部屋を出て、タタッと階段を下りた。


「あっ、今日はクロワッサンじゃん。いただきます!」


私は、すぐに椅子に座って食べ始めた。


そして、「いってきまっす!」と威勢よく言うと、カバンを持ち靴を履くと玄関を出た。

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