夏の想
それでも、雪ちゃんは、大好きって言ってくれる。


私も、雪ちゃんが大好き。


だから、近所の人や、同じ学校の人、小学生の子たちから、仲良し姉妹って言われてる。


それが、私は嬉しい。


雪ちゃんも嬉しいみたいで、こっちまで、もっと嬉しくなる。


「そぉなの?そんなコト言われると、なっちゃんも嬉しいな」


「ねぇ、なっちゃん、服ね、雪芽、ワンピース欲しいなぁ…」


「じゃぁ、今流行ってる、チェックのワンピースにしよっか」


「うん!雪芽、チェック好き」


そして、私たちは、服を買いに行った。


「雪ちゃん、何色がいい?」


「う~ん…。そうだなぁ…。ピンクもカワイイんだけど、黒も、カワイイし…」


「じゃぁ、ピンクに、黒のニット合わせてみたら?結構、合うんだよ?」


「じゃぁ、そうする!」


「じゃぁ、黒のニットは家にあるから、ワンピースだね」


「うん!」
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