夏の想
~放課後~


「琉璃ぃっ!」


「おぅ!あ、カバン、持つよ」


琉璃は、私のカバンをヒョイっと取る。


「あっ、いいよぉ」


「大丈夫。無理すんなよ」


「有難う」


そして、二人で色々話しながら帰った。


私の家は学校まで歩いていく。


琉璃の家は、自転車で。


ギリギリ、私は歩きのところだったんだよね。


「じゃぁ、バイバイ!」


「たっだいまぁー」


「おかえりっ!ねぇ、なっちゃん、ちょっといい…?」


「へ?どーしたの?雪ちゃん」


「なっちゃんの部屋、行ってもいい?」
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