夏の想
「いいよ?行こっか」


そして、私たちは私の部屋に行った。


「なっちゃん…。なっちゃんって、春にいのこと、好きだったでしょ?」


「へっ?あ、ぅん…」


「でも、彼氏いるよね?」


「いるよ?ねぇ、雪ちゃん、どうしたの?何が言いたいの?」


「彼氏と別れて、春にいと付き合うなんて、許さないから…。雪芽、なっちゃんになんて負けないから!!!!!」


「ゆ、ゆ、き…ちゃん…?」


雪ちゃんは、そういうと、すぐに私の部屋を出て行ってしまった。


雪ちゃんは、春君のことが好きだったの?


もし、私が琉璃と別れても、春君と付き合うつもりなんてない。


雪ちゃんは、凄く春君のことが好きなんだね…。


私、もう春君のことは、好きじゃないよ。


琉璃にベタ惚れしてるもん。
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