夏の想
「ねぇー、琉璃ぃ、どこ行くの?」


「ここ」


そういうと、琉璃は立ち止まった。


「わぁ!凄く可愛い!」


そういうと、私たちはお店に入った。


ココは、ジュエリーショップ。


キラキラ輝いていて、凄く綺麗だった。


「スイマセン。『あれ』、ください」


「あれ?」


私は、『あれ』の、正体が気になった。


「夏芽、目ぇ、閉じて」


「?うん」


私は、目を閉じる。


首に、冷たい、金属のようなものが当たる。


そして、カチャッっという、小さな音が鳴る。


「目ぇ、開けていいよ」


私は、ゆっくりと目を開く。


鏡が私の前にあった。
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