夏の想
安心したよ。


アリサが、イヤだって言ったらどうしようって、初めは凄く不安だった。


アリサは、私のこと、突き落としたりしないよ。


アリサっ…。


ねぇ、アリサ、本当のこと、教えて?


私を突き落とした犯人は、


ダレなの―?


ガラッと、警察から戻ってきたヒロがきた。


ヒロは下を向いてて、顔は見えない。


服装は結構派手で、ギャルって感じだった。


私は、ゆっくり、ヒロに向かって歩いていった。


「ねぇ、ヒロ…。これね、屋上に落ちてたんだ。どうして?」


「…!!!」


ヒロは、すっごくビックリしていた。


「それ…は…、、、」


私は先生の元へと走って行った。
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