ボクの中のキミが
第五章
「ただいま。」
「ハルヒト、じゃあ上がって。」
「あぁ、どーも。」
すると、カーテンの向こうから母さんが不思議そうにこっちを見ていた。
「哲太?誰かいらっしゃったの?」
しまった!!
家では大きな声でこいつと会話したら怪しまれてしまう。
「いや、誰も来てないよ、母さん。」
自分でもひきつり笑顔だと分かったが、精一杯の笑顔を母さんに向けた。
そして、おもいっきりハルヒトを引っ張って二階に上がった。
自分の部屋にハルヒトを入れて、すごい勢いで鍵をしめた。
「はぁ……」
「すまねぇな、哲太。」
ドアにだらっともたれかかる僕を見て、ハルヒトが申し訳なさそうに言った。
「大丈夫だよ。」
「ハルヒト、じゃあ上がって。」
「あぁ、どーも。」
すると、カーテンの向こうから母さんが不思議そうにこっちを見ていた。
「哲太?誰かいらっしゃったの?」
しまった!!
家では大きな声でこいつと会話したら怪しまれてしまう。
「いや、誰も来てないよ、母さん。」
自分でもひきつり笑顔だと分かったが、精一杯の笑顔を母さんに向けた。
そして、おもいっきりハルヒトを引っ張って二階に上がった。
自分の部屋にハルヒトを入れて、すごい勢いで鍵をしめた。
「はぁ……」
「すまねぇな、哲太。」
ドアにだらっともたれかかる僕を見て、ハルヒトが申し訳なさそうに言った。
「大丈夫だよ。」