都市伝説~メリーさん
「うきあああああああああああっ!許さない!許さない!」
妻の利江は心を病んで部屋に閉じこもってしまった。ただ芽衣を殺した殺人者だけを憎み毎日スピックで壁を刺していた。
「死ねぇぇ!死ねぇぇ!」
わたしは妻の悲鳴をきくだけで耳を塞ぎたくなる。
「大丈夫ですか旦那様…少しでいいから休まれてください……」
執事は私に気を遣った。
「大丈夫だ利江が落ち着くまで私は利江のそばにいるよ君らにまで気を遣わせて悪いね」
「そんな事…!」
「感謝しているよ。ちょっと利江とふたりっきりにしてくれないか?」
「ですが………」
「頼むよ」
「わかりました。ご用があればお呼び下さい…あまり無理をされないで下さい」
「ああ………」