都市伝説~メリーさん


2008年12月17日 


創立記念日で学校が休みだった為私はいつものようにのんびりと自分の部屋で休日を過ごしていました。 



つい最近までは健太達と休日の日もよく遊んでた。 


ちょっぴりさみしいけど私はやっぱりひとりでのんびり過ごすのが自分らしく過ごせるよう気がしてた。 


ずっとみんなの事を考えてるうちに私は椅子にもたれたまま眠っていた。 



そして部屋に誰かが入ってきたと同時に目が覚めた。 

部屋に入ってきたのは年老いた執事の竹森さんだった。 


「どうしたの?」 


「芽衣嬢様。お眠りのところ申し訳ございませんがお友達の岡本貴文様からお電話です」


「えっ…貴文くんから?」

なんの用だろうか?


私は竹森から電話を受け取り竹森を部屋から退出させたのです。 



「もしもし貴文くん?」

《おう、メリー…今暇?》

「別に用事はないよ。貴文くんどうしたの?」 


《……………………………………………………………………………………》 



その時にわずかだが受話器の向こう側から話し声がかすかに聞こえた。 



「貴文くん大丈夫?」 



《あっ…うん、あのさ今から僕の言う場所に来てくれないか?実はクリスマスパーティーを計画していてね。その話し合いを皆でやっているんだ。ぜひ君も来てほしくさ》


「でも…………………」 


《お願いだ!来てくれ!》 


「貴文くん…………」 


《あっ…あれ以来僕たちは君の事ばかり考えてたんだ。もう一度皆で話し合って仲直りをしようと………でもその前に皆から君にプレゼントしたいものがあるんだ………君には色々迷惑をかけた。心から謝る。頼むよ来てくれ》 



「分かったよ。今からそっちに行くから居場所を教えて」




《う…ん…分かった!場所は――――――― 》



居場所を詳しく教えてもらった私はコートを着用し家を飛び出した。執事の竹森が送りましょうと言ったが私はことわった。



「ありがとう竹森さん。でも自分で行きたいの」 



私は最後にそう言い残し居場所に向かった。 







< 94 / 116 >

この作品をシェア

pagetop