都市伝説~メリーさん
言われた通りわたしはあのボロい空き家の所へ駆け付けました。 


―中の部屋までに入ってきて、台所の奧に和室があるはずだ。そこに来てくれ―

言われたようにわたしは部屋の奥へと進みました。すると 



台所の部屋にたどり着きその奧には和室もありました。そして貴文くん達もそこにいました。 



「みんなどうしたの?」 みんな青ざめた表情をしていました。そして次の瞬間でした。健太くんはわたしを指さしていいました。

「こいつに命令されたんだぜ。俺はこんな事したくはなかったんだ。人を殺してる所をカメラなり写メなりムービーなり撮って来いってね」 

すると男は健太を蹴り飛ばしわたしをぐいと引き寄せた。 

「きゃあっ」 

男はニタニタと笑みを浮かべた。 

そして健太くん、貴文くん、宏くん、美千留ちゃん、安子ちゃんは少しずつ徐々ににその場から離れる。


「あっ!待ってよ。みんなどこへ行くの」わたしは怖くなった。


男はニタニタ笑う。

「だめじゃない。友達にこんな事させちゃ」


そして男は斧を振り回してきてわたしの腕を力一杯握り締めた。


「おじさん、痛い、痛いよ。離して」男は離してはくれなかった。


わたしは男の手をおもいっきり噛んだ。 



そして宏くんの腕を掴んだ。 

わたしは訊いた

「宏くんどういう事なの」

「メリー…許してくれ」


「わからない。わからないよ。どういう事なの」 
わたしは必死に宏くんの手首を掴んだ。







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