爆裂総長!―夜呂死苦物語―
とりあえず…


「あの…」


「押忍!」


「禁煙 大変なのは、わかるんだけど…ガムを吐き捨てるのは、良くないと思うんだ。俺も手伝うから ごみ箱に捨てに行こう」


その瞬間 その方の顔つきがかわった


こわ…(泣)


「すいませんしたー!!」
頭を膝に着くんじゃないかってぐらいに 下げられ

「いや…あの そんなに謝らないで…;さっ電車来る前に片付けよっか」



数分後…なんとか 下のこびりついた ガムも剥がれ一安心した


が… まだ 皆もガムで辞めようとしてる人がいるかもしれないと思うと 寒気がした


「あのさ…俺 山田って言うんだ 名前…は?」

男の方は、慌てて 電車の中だと言うのに…


「押忍!自分は、〇〇高校一年 岡 信二 あだ名が オカシンです!!」


足を肩幅まで広げ 吊り革を持つ手を離し 後ろ手に組み 大声を張り上げた


皆 朝だと 言うのに 自称オカシンの前だけ ザッと人が 場所を譲る? 引く?ように 居なくなった。

俺はと言うと…


「声デカいよ;ありがと!俺もオカシンて呼ばせてもらっていいかな?」

焦りながら オカシンに話かけていた


「押忍!光栄っす!」

今度は、ちょっと小さめの声で話た



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