爆裂総長!―夜呂死苦物語―
元総長が俺の後を追って部屋を後にした


「行くのか…?」


「……ハイ。」


ボソりと言ったのに 意外に力強い声が出た
後は、この脚を動かすだけだ


「行くのは、いいがどうする?黒バケにひとりで勝てると思ってんのか?」


真剣な声が俺の背中越しで響く
そんな事を思っていると わかったのだろうか…?


元総長が回り込み俺の目の前に立った


「…やっぱり…お前震えてるじゃねぇか…」




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