LOVEレンタル
駐車場を離れようとした時だった…
「また借りる?」
美佳さんの突き刺さるような目と合った。
「えっ…」
「一度っきりなんて遠慮しなくていいのよ。あなたが借りたい時に自由に貸すわ♪」
「……いいんですか?」
「ええ♪」
美佳さんの口元がまた緩む。
自分の彼氏なのに…
この人楽しんでる……?
「それにしてもあいつのどこがいいの?
まぁあなたのおかげで今は役に立ってるけど
こんな使い方があったのねぇ…」
美佳さんは何かを思うように笑い出した。