LOVEレンタル



―日曜日―




「――それにしても…本当に俺でよかったの?
香澄ちゃん」



空は快晴。



ショッピングセンターの2階の映画館に来た。




これは2度めのレンタル…





「美佳の急用で俺が来ちゃったけど…」




「いえ…来てくれただけで!」




本当はこれも美佳さんから借りた時間……





「…実はさこの映画スッゲェー見たかったんだ!
美佳に感謝だな♪」




新斗さんはすごく嬉しそうに笑ってる。







――新斗さん…




私あなたにどんどん惹かれてる。






美佳さんの彼氏って分かってるのに…





叶わない恋なのに…









もっとあなたを知りたい。




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